診療科目によって看護師の仕事内容は異なる

我々が住んでいる近所にある病院は、多くが診療科目ごとに分かれています。例えば、眼科や耳鼻咽喉科、内科、外科、産婦人科といった具合いです。そして、私たちは体の調子が悪くなると、その症状に合った医療機関を訪ねて診察してもらいます。当然、その医療機関には診療科目の専門医がいて、細かく診察してくれます。また、そこで働く看護師もまた、その診療科目について詳しい知識と医療技術を有しています。

しかし、看護師の仕事内容の多くは、医師が患者を診察する前に、患者の体温や血圧を計っておいたり、診察後に次回の予定を組んであげたりして医師のサポートをすることです。また、小さな診療所では掃除や買い物を任されることも少なくありません。

看護師の仕事内容は医療関係に含まれないものまで至り、分野が広くて内容にそのものもハードなものです。そのため、簡単に資格がとれる看護助手を設けて、看護師の仕事の負担を減らすようにしています。以前は、看護師のことは白衣の天使と呼ばれながらも、一方で、その仕事内容は、きつく、汚なく、辛いものとされていました。夜勤も多くて不平不満が絶えないということも言われてきました。

しかし、最近ではSNSの普及などで横の連絡も良くなり、看護師同士のコミュニケーションが図られたりして風通しもよくなって働く環境の改善があったり、待遇も良くなるなど、女子のあこがれ、花形の職業としての地位を取り戻しつつあるようです。自分に合った働き方や適性の診療科や医療機関など、看護師自身が見極め働けるようになったのも良い傾向になった要因の一つなのかもしれません。